さとう社会問題研究所では、カウンセリングやストレス遮断、対人関係のコンサルティングを行っております。詳細はページ下をご覧ください。

さとう社会問題研究所コラム

私のブログでは、「夫源病」「婦源病」という検索が多いです。
2012年5月22日の「たけしの家庭の医学」で取り上げられてからですが、 DV冤罪と同じような「一方的なもの」という受け止めがあるのかも知れないと思います。

「夫源病」を名付けた男性更年期障害の専門医としては、 「病名」と「病原」を関係づけることで、 印象や関心、理解や認知、また、DVや虐待に多い「加害側の無自覚」に対し、 警鐘を鳴らすつもりで付けたのは明らかだと思います。
ただ、極めて印象的で偏見を招きやすい病名のため、 残念ながら、結果的に、「選択的知覚」による誤解の拡大と拡散、 つまり、「都合の良いところのつまみ取り」になって、 「病気への理解や解決」というところからは、 限りなく遠いものになっているように思えます。

その証拠に、男性の方から「婦源病」という反論が出ています。
たしかに、「たけしの家庭の医学」でも、「婦源病」は取り上げられていました。
それでも、DV法があるので、 「殊更、一方の性別が加害者で、他方が被害者」的な構図が、 完成しつつあるのかも知れません。

私は、対人関係のご相談を受ける者として、 「性別で物事を論じる危険性」というのは、常に感じていて、 以前、ブログでも、 「物事を二分して論じると、こじれるだけで問題解決にはならない」と書きました。
「多角的な検討の必要性」というご意見を頂いているので、 この事は、触れるに止めておきます。

ただ、ストレス性の疾患ですと、夫婦間だけでなく、 あらゆる場所での対人関係が引き金になります。
学校や職場でのハラスメント、イジメなどによるストレス性疾患、 ご近所の騒音でのもめ事で適応障害になる例もあるようです。
どんな対人関係も病気の原因になります。
たまたま、「家庭内でのストレス性疾患」という理由だけで、 「夫源病」とか「婦源病」という話題にされているだけだと思います。

私自身は医師ではないので、何とも言いにくいところなのですが、 「対人関係性ストレス疾患群」とまとまってくれた方が、ありがたいと思っています。
この呼び方は、あくまで社会問題の視点からの提案です。
医学的には、精神的な症状と身体的な症状が混在ですし、 夫婦だけでなく、親子、教師生徒、上司部下、何でも入ってしまうのですが、 これ以上、「婦源病」とか「夫源病」とか、家庭内での病名の応酬にならぬよう、 また、社会問題の解決という当研究所の目的からも、 対人関係のストレス疾患を、極めて幅広く捉える社会的認知が必要だと考えております。

少なくとも、私は、そういう視点でご相談に応じております。


2012年8月6日 著作物です。無断転用は禁止します。 さとうかずや(さとう社会問題研究所)


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