さとう社会問題研究所では、心理コンサルティング、ハラスメント防止教育などを行ってます。詳細はページ下をご覧ください。 さとう社会問題研究所コラム
記憶とストレスの関係 2015年最初のコラムです。 今年も、ハラスメントで苦しんでいる方のお力になれればと思います。 お正月にいただいたメールで、 > 会社をやめてから、いろいろ思い出せるようになって、なんだかすっきりしています。 > どんだけいろいろ忘れていたんだってくらい。 > いいことのような気がします。 といただきました。 うつや統合失調症など、精神疾患だけではなく、解離性障害など、ストレスによる精神障害でも、重大な記憶障害が見られます。 ストレスによる、海馬や大脳の委縮や認知機能の障害が主な原因だと思いますが、これが、一般では、「他の事が考えらなくなる」「視野が狭くなる」「想像力の低下や欠如」と説明されているのでしょうね。 この方も、ストレス職場で、記憶に障害が出ていたのだと思います。 幸い、その期間が短く、一時的な症状に止まっていたのでしょう。 それで、早い段階で記憶障害が消失したのだと思います。 もし、病院に行って病名を付けてもらうなら、適応障害が一番近いのでしょうね。 何はともあれ、本当に良かったです。 すっきりして、良い事のような気がするのでしたら、この方の選択は正しかったのだという事です。 2015年1月5日 著作物です。無断転用は禁止します。 さとうかずや(さとう社会問題研究所)
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