さとう社会研究所・さとう心理コンサルティングでは、相談、助言を事業として行ってます。

さとう社会・心理研究所コラム


【有料メルマガ7年目のご挨拶】「さとうのメルマガ」


有料メルマガ「さとうのメルマガ」2023年7月2日配信分の一部を公開用に編集しております。


1、


おかげさまで、このメルマガも7年目に突入することが出来ました。

6年間、紆余曲折を経ながらも、毎週欠かさず配信を続けられたのは、ご支援くださる方、読んでくださる方がいたからだと感じております。

本当にありがとうございます。

今年は考える所があったため、子供の日などの記念記事もサイトにアップしておりません。

そのため、有料配信の本メルマガではありますが、今週配信分は後日、さとう社会・心理研究所のサイトにて全文公開いたします。


2、


公開を前提としている事もあり、改めて、このメルマガについて説明しておこうと思います。

配信開始当初にいただいた皆さまからのご意見により、長文にならぬ様、原稿用紙5枚程度で執筆を続けております。

そして、このメルマガは昨年より、わたくし自身の内面を基に執筆をする様になっております。

これは、専門家としての自分はもちろん、これまで一切語る事の出来なかった虐待被害者としての内面にも触れております。

ただ、内面をつづる時、その言葉は虐待や周囲の無理解に対し長年繰り返し続けたフラッシュバックに対するものを記しております。

過去の辛い出来事、わたくしを苦しめ害しようとした人たちの心無い言葉とそれに対するわたくしの言葉。

どうしても文章が短くなってしまうため、毎日配信の形を採るようになりました。

最近では、再び社会問題や心理コンサルティングに関する内容も扱う様になっており、週1の配信に戻っております。


3、


今月からのメルマガについて、現時点で考えている事にも触れておきます。

この形式での配信を始めて1年という事で、 昨年の毎日配信の記事に対するフィードバックの様な内容にもできればと考えております。

その場合、また字数が短くなってしまうかと思います。

虐待や周囲の無理解の被害者としての生の声、それに対する心理コンサルタントとしての言葉。

どれだけ高価な専門書にも記されていない内容となっているという事を踏まえて温かく目を通していただける様、お願い申し上げます。


挨拶の部分が多くなってしまったため、ここからは普段通りの内容にしたいと思います。

今回は特定の社会問題、時事を取り上げたものではなく、わたくしの内面を簡潔に取り上げたものです。


4、


わたくしが貧しかったのは心が清らかだったからではない

ただ貧しかったから貧しかっただけだ


5、


世の中から暴力がなくならない理由は「自分は暴力を振るわない」と誰もが確信しているからです。

この確信は「自分の暴力は暴力ではない」という「加害者の否認」に至らせます。

他者から暴力の指摘を受けた時、自らの行為を正当化する理由や他者の非を説明する前に自らの行為に疑いを持てること。

それだけで「あなたの無自覚な暴力」は減らせるでしょう。

それを皆ができたなら、その疑いの分だけ暴力は減らせます。


6、


虐待を自分とは無関係のものと捉えている方がいる限り虐待がなくなる事はありません。

なぜなら、虐待をする者は自分の行為、自分が支持する者の行為だけは暴力ではないと認識して行っているからです。

これは正常性バイアスの類のもので、

「加害者には必ず支持者が尽き従う」

と、わたくしは説明をし続けております。

加害者を支持する者は被害者や支持者、暴力を許さない者を攻撃して黙らせようとします。

随分前の体罰殺人事件でもありましたし、「いじめられる側にも理由がある」の論理も同じです。

わたくし自身、様々な形で沈黙の要求を受け続け、すべて撥ねつけ続けております。

これはあらゆる暴力に通じる真理と考えてもらっても良いでしょう。


7、


加害者を支持する方は、加害者による暴力と被害者が受ける理不尽を支持する方と言い換えることが出来ます。

わたくしは自分が法律学者でもあるため、暴力と被害を正当化するための法的根拠を求める様にしております。

要するに、「加害者による暴力を許容する法律は何ですか?」という質問ですね。

もし、法的根拠がないのでしたら、「不当かつ違法な要求」で拒否すれば良く、 法的根拠を示されたのでしたら、「では裁判に訴えて下さい」と言ってしまっております。


8、


モラハラ加害者、DV加害者に関する話を伺っていた頃から、 加害者やそれを支持する方の傾向として、「ルールを重視」と感じておりました。

ただ、この「ルール」は「法律」ではないのです。

むしろ、法律は軽視する傾向が見られ、それは「無知」や「関心」、「無視」という形で見られました。

では、反対にこういう方たちが重視する「ルール」とは何か?

「自分ルール」の類を振りかざす方、常識やマナーなど「何とでも言えるもの」ですね。

あとは、「そういう方」に多々見られるワードにも共通点と言うか傾向が見られました。

文字数の関係で具体的には挙げませんが、「自分の論理を正当化するためのルールやキーワード」ですね。


では、今回は有料メルマガ7年目の始まりという事で、公開を前提とした内容にしました。

次回から、昨年、お話しした内容へのフィードバックを入れながら配信できればと考えております。

そのため、次回分も公開するかも知れませんが、7年で初めての試みという事でご理解いただければと思います。



2023年7月9日 著作物です。無断転用は禁止します。 さとう院さとう(さとう社会・心理研究所)



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