さとう社会問題研究所では、心理コンサルティングなどを行ってます。

さとう社会問題研究所コラム


【新年のご挨拶】2024年と、有料メルマガから2023年の発信の振り返り


1、新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。

本年が皆様にとって最良の1年となります様。

さとう社会・心理研究所としても、2024年も、2023年までと変わらず、ご愛顧いただければと思います。


2、旧年中の対外的な発言、発信について

旧年は、これまで控えていた発信を特に増やしておりました。

これまで通り、Xでもネットニュースをご紹介しつつ、わたくしの見解を付しております。

特に旧年からは、毎週、土日にYouTubeにて行っている、MINECRAFT配信にて、有料メルマガの内容をうろ覚えでお話しするようになりました。

配信は「同一の別人」という体で行っており、ご相談の場でもありません。

ただ、ご相談の前にわたくしの話を直接聞きたい。メルマガ購読前に、どの様な内容の話をしているか触れてみたい、という方には、

Xや有料メルマガの補完的な話もしているため、ぜひ、配信に遊びに来ていただければと思います。

もちろん、配信はアーカイブにて残してありますので、リアルタイムでは難しい方にもご視聴いただけます。


3、7年目の有料メルマガなどを通じた社会への提言、問題提起

ここでは、旧年中の配信の一部を簡単にご紹介しておきます。有料メルマガにて配信し、当日のマイクラ配信にて触れた内容です。

・ガバナンスの3要素「法令順守」「信賞必罰」「李下に冠を正さず」

旧年は、ビッグモーター社やジャニーズ事務所、日本大学、宝塚歌劇団、自由民主党、最後はダイハツと、

企業のガバナンスの機能不全が社会問題として大きく取り上げられた1年でもありました。

実は、『さとうの「そこ」から始めよう』というタイトルで配信を開始した当初、当時の安保法制やモリカケ問題などを受け、

「総理大臣がガバナンスを軽視する社会だと、特にグローバル企業に取り返しのつかない事態になりかねない」と配信しておりました。

その中では、「ガバナンスとは、法令順守(コンプライアンスではない)と信賞必罰である」と述べており、

更に旧年中の発信では、「李下に冠を正さず」もガバナンスの重要な要素としてお話ししておりました。


・「ただ永いという事は腐敗であり、ただ深いという事は排他的でガバナンスが働かないという事」

これは前項と関係ある「伝統がガバナンスを排除する」という問題に関しての言葉になります。

日本大学アメフト部の廃部に関し、「伝統ある部」である事を理由とした反対論に対して述べたものです。

ただし、これは伝統を重んじることに対する非難の言葉ではありません。

「伝統無法」。伝統を口実に不正があっても隠蔽し永らえることができることに対する指摘です。

そして、伝統を大切にしたいという人の善性を利用して、自らの不正を正当化し、罰から逃れようとする

旧年の事案だと歌舞伎役者も当てはまりますね。

伝統そのものを問題視しているのではなく、伝統を利用することを問題視している。

それは「自らの保身」であって、伝統への愛や敬意とは言えない。

「人の善性に付け込む」という手法は機能不全家族、DVや虐待などでも多々見られる被害者を利用する加害者の手法です。


・ただ優しいだけの善良者は加害者と似ており、暴力の支持者となりやすい。

これは、旧年の実質的な最後となった配信からの言葉になります。

「茨木市には虐待被害者と関わって欲しくない」というテーマでお話ししておりました。

思い返せば、わたくしは自身が虐待被害者ではあるものの、誰に一番苦しめられたか?と問われれば、善良な方からの言葉でした。

これは次の項でのお話と関係する事なのですが、あまりに肯定された事がなかったのです。

否定、非難、断罪、そういう類の言葉だけがアドバイスとして投げつけられる日々を送っておりました。

彼らの言葉は、わたくしを否定し、非難し、断罪することで、反射的に、父母を肯定しておりました。

あの方たちは、ご自分の言葉が、父の暴力、母の抑圧を支持していることに気付けていなかったのです。

なぜならば、彼らは、アドバイスなどの形で良い事を言っているつもりになっていたからですね。


・子育てにおける最大のリスクの一つ「子どもが愛を必要としなくなる事」

これは直前の項の続きでもあります。

ただし、これは虐待に限った話ではありません。むしろ「子育ての一般論」での話だと考えております。

わたくしは自身が虐待被害者と言う境遇であったため、虐待被害の延長として触れておりました。

詳細に書き始めると極めて長文化しそうなため、ここでは「こういう事を言っていた」というご紹介に止めておきます・



では、本稿の締めとして、改めて、本年もよろしくお願いいたします。

本年は旧年以上に皆様にとって有意義な発信ができればと考えております。

本年が皆様にとって最良の1年となる事をお祈り申し上げます。



2024年1月1日 著作物です。無断転用は禁止します。 さとう院さとう(さとう社会・心理研究所)



さとう社会・心理研究所の詳細は、このサイトの各ページでご確認ください。
研究所のトップページ