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さとう社会問題研究所コラム

2014年3月末から、会員であるお母さまからのご依頼で、お子さんに算数を教えています。

このお母さまから、当方のスカイプ相談で、特別にビデオチャットで授業をして欲しいと依頼を受けました。
(カウンセリングやコンサルティングでは、ビデオチャットはしていません)
本当に、特別な対応のため、授業料は安く設定する代わりに、PCやネット環境などの問題で不便がありますが、それは大目に見ていただいています。

専門医の意見では、知能テストの結果から「境界性知能」、特別支援学級による対応が望ましいとの事でした。
私は、かなり早い段階から、別の意見を持っていました。
先日、お母さまから算数と理科のテストで100点を取ったとご報告いただき、私も本当に嬉しく、方々で触れ回っています。

九九の勉強が上手くいったため、学校の2桁の掛け算にも後れを取っていないとの事ですが、計算途中の足し算で時間がかかるとの事でした。

これに対し、私は、「足し算も暗記させれば?」と提案しました。逐一指で数えて時間がかかるのでしたら、九九の要領で反射的に答えらえるよう、訓練してしまえばよいと考えた上です。

私の授業は「複式学級」をイメージしてのものですので、時計の範囲の途中ですが、改めて、足し算の補習を依頼されました。

お子さんの事を一番観察し理解しているのは、保護者だと理解しています。
よって、保護者からの依頼があれば、それに対応いたします。

この依頼により、授業料も、当初の1回1時間1千円から、1千5百円にしていただきました。
ただ、今後も、新規の依頼がありましたら、3か月程度は1回1時間1千円で対応したいとは思っています。


さて、足し算の話ですが、私は、教育者ではないので、算数の教え方などは、まったく存じていません。
生徒さんが小学校3年生で、これに1ケタの足し算を教えるという事で、「小学校3年生の授業」になるよう、教えられればと考えました。


まず、1の足し算、X+1 という計算の答えは、「大きい方の数の次の数」と伝えました。
このお子さんは、計算のルールは忠実に再現できますので、掛け算や割り算、引き算でも、「特別のルール」は最初のうちに伝えています。

そして、2の足し算の答えは、「大きい方の次の次の数」と伝えました。
ただ、この方法では、3以上の数は辛くなります。

ここで、私が伝えたかったのは、「足し算の計算結果はルール通りに増える」と言う事です。
そして、3の段より上の数でも、「前の計算結果が分かれば、次の計算結果は、その次の数になる」と言う事です。

5+1=6 ですので、5+2は、6の次の数、7にしかならず、5+3なら、7の次の8になるという事です。
もちろん、このルールに例外はないです。


次に、数の読み上げを始めました。
この授業では、百玉そろばんの使用を認めていますが、指と手を使って数を示しています。

普通に、片手から数の読み上げをした後、3つの事を伝えました。
1つは、数の読み上げは、1の足し算と同じという事。これは、先の「大きい方の次の数」という計算結果と同じことです。
もう1つは、「10進法」のルール、つまり、数字とは、「0から9を無限に繰り返す事」、そして、「9の次の0に戻る時、隣の数字が増え、桁上りとなる」と言う事です。

これは、9の次の10という数字は、「(ゼロ) きゅう」から「いち ゼロ」として、「9が0に戻るため、隣に1が付き、桁上りとなる」という事です。

言葉で説明しようとすると、余計に難しいのでしょうが、実際に数字を書きながら、指を使いながらですので、小学校3年生らしい教え方になっているようです。
そして、最後に、3つめ、数を数える時、わざと両手を使い、足し算になるように、示しました。


そして、一通り、10の段の足し算まで読み上げました。
このお子さんは、時間がかかるだけで、足し算ができないわけではないので、時間はかかりますが、一応、ここまで来られました。

10の足し算とは、言う時には、10(じゅう)の後に、足す数を言う。
書くときには、0を足す数字に書き換えるだけですので、「ゼロの足し算」のルールを改めて確認しました。


その後、9の段と8の段の足し算の考え方を示しました。
9の段では、「桁を上げて、足す数から1を引く」と言う事。
8の段では、「桁を上げて、足す数から2を引く」と言う事を伝えました。

これは、「片手を使って11以上の数を数える方法」と言い換える事もできるもので、他の段の計算でも広く応用する事ができるものです。


たとえば、8の段の足し算、7+8を見ると、手で7を示すと、「2と5」になります。
8の段の足し算では、桁を上げて「10」となり、さらに「指を2本下げる」と言う事になります。

そうすると、口で「じゅう」と言った後、残った指の数を数えれば、「7+8=15」という計算結果を片手で表現する事ができます。


よろしければ、参考にしてみてください。


2014年11月3日 著作物です。無断転用は禁止します。 さとうかずや(さとう社会問題研究所)



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